ライバル車との比較:ポルシェ356を現代に伝えるインターメカニカを選ぶ理由はここにある!インターメカニカ356の基礎知識、メンテナンス、購入ガイド

  • カルマンギア Karmann Ghia Porsche
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ライバル他車との比較

ポルシェ356 インターメカニカ レプリカ 空冷いざ、購入しようと思う場合、インターメカニカ指名買いの方は相当数いらっしゃいます。しかし中にはいろんなクルマを検討して、最終的にインターメカニカを選択する場合も考えられる。

私の場合は本物のポルシェ356も検討した。なぜならば購入した2003年当時価は格帯が思いっきりカブるし、本物vs偽モノの図式が成立してしまうからでした。

ここは独断と偏見で356Bタイプとケイマンをライバルとしてみた。あくまでも独断と偏見なので偏見を持ってみてもらって構わない(笑)

356ロードスター
インターメカニカ ポルシェ356 レプリカ コンバーチブルD スピードスター
356ロードスター
インターメカニカ ポルシェ356 レプリカ コンバーチブルD スピードスター
ケイマン
インターメカニカ ポルシェ356 レプリカ コンバーチブルD スピードスター
メーカー インターメカニカ ポルシェ ポルシェ
年式 新車
(1959年モデル)
1959年 2011年
全長/全幅/全高(mm) 3912/1669/1250 3950/1670/1310 4340/1800/1305
ホイールベース(mm) 2130 2100 2415
車両重量(kg) 750 830 1390
エンジン VW製BA型 616 -
排気量(c.c) 1584 1582 2687
最高出力(ps/rpm) 70/4400 60/4500 245/6500
最大トルク(kg-m/rpm) 11.3/3000 11.2/2800 273mn/4900
価格 $74,000(約780万円) - 633

※価格は変動しますので、詳細はインターメカニカ東京にお問い合わせください

ボディー

ポルシェ356 インターメカニカ レプリカ 空冷  インターメカニカはファイバー製のボディーを採用しています。私は乗るまで知らなかったがファイバーはスチールより強度が高いのです!!!そして何よりも軽い!さらに耐久性に優れているため一部の高級スポーツカーにしか採用されていない。

  私自身2度の事故に逢いました。相手の日本車はボコボコにへこんでいるにもかかわらずインターメカニカはいずれも擦り傷程度だったことに、私は大変驚きを感じました。

ファイバー=プラスティック、だから弱いという先入観はくつがえされたのです。

エンジン

ポルシェ356 インターメカニカ レプリカ 空冷  インターメカニカではVW製のエンジンが使われています。そのためパーツは豊富で安いためランニングコストもすこぶる安いと言えます。もちろんチューニングパーツもたくさんあります。

そしてなんといってもタフなエンジンは少々無茶をしても悲鳴をあげることはない扱いやすいエンジンです。町乗りでも高速でも楽しめることが出来ます。
※残念ながらIM社は内燃機関のモデルの生産を終了しました。今後新車でリリースされるのは電気自動車のみとなっているため、VWエンジン搭載車は人気が爆発すると考えられます。

価格

ポルシェ356 インターメカニカ レプリカ 空冷  これだけは手ごろとはいえない。ただ、これだけ完成度の高い356です。「ポルシェ356の新車が手に入る」という考えは出来ないだろうか?そう考えればとてもリーズナブルな価格といえます。

さらにボディーは40年持つように設計されています。新車派や一生このクルマを所有したい方にはいいと思います。

  私は2003年当時、11年落ちの中古車を280万円で手に入れました。中古車の流通量は極めて少ないですが、もし出物に出会ったら私のように即ゲットですね。
※50年落ち、60年落ちのワーゲンが今でも元気に走ることを考えると、インターメカにはなら100年後でもボディがヤレることなく走っているでは?と思っております。

なぜインターメカニカを選んだのか?

ポルシェ356 インターメカニカ レプリカ 空冷  世界中にはいろんなオープンスポーツカーがあります。事実私もユーノスロードスター(1990年式新車)、カルマンギアカブリオレを2回(1963年式と1959年式)、ビートルカブリオレ(1962年式)、アルファロメオスパイダー(1996年式)を所有したことがあります。

今はインターメカニカType82(キューベルワーゲンレプリカ)も手に入れ、インターメカニカ2台持ちになっています(笑)
オープンカーというだけで日常から脱却してワクワクさせてられません?

  なぜインターメカニカを選んだのか?もちろん若い頃から空冷ワーゲンに親しんでいたので「いつかはポルシェ356」という憧れはありました。そしてオープンカーが大好き。さらに壊れなくて飽きが来なくて、維持が楽ちん!お金が掛からなく、そしていつまでもカッコいいクルマを検討した結果イ、ンターメカニカに行き着いたのです。

  ポルシェ356は1950年代でも「かっこいいクルマ」と言われ、今現代の目で見ても「かっこいい」あるいは「かわいい」ともてはやされます。これは当時からすでに完成されたスタイルだったからではないでしょうか?これから10年後、20年後、100年後に見ても決して古臭くなくカッコいいと言われると思います。飽きがこないデザインとはこういうことを指すと思ったのです。

なぜオリジナル(本物)の356を選ばなかったのか?

ポルシェ356 インターメカニカ レプリカ 空冷  オリジナルのポルシェ356も検討しました。しかしすでに60年前のクルマということ。パーツ等の入手が容易では無く、さらにパーツの価格もワーゲンの2倍はします。サラリーマン上がりで貧乏性の私が趣味のクルマに乗るには「ポルシェ」は余りにもハードルが高いのです。

さらに、程度のいいものに出会えなかったこと。そして諸先輩方の苦労話(←これが一番後ずさりしたかも)、修理代にいくらかかっただの、レストアにいくらかかっただの、お金持ちの趣味でないとオリジナルポルシェ356は到底無理だと感じました。

そんな「ザ・ポルシェ」とカジュアルな「インターメカニカ」とを天秤にかけてしまうと、もう答えが出てしまいますよね?(笑)

 走行性能、作りの質感、ラフな扱いOK、ほぼメンテフリーに近いこと、1500kmを超える2泊3日のロングツーリングも何の心配も無くラクラクこなすetc、そんないろんなファクターを比較すると、私の性格では到底オリジナルの本物ポルシェ356では楽しさや性能を100%発揮できないし、せっかく購入しても、維持するだけでも嫌気がさして、手放してしまうのではないかと考えました。

これでは大好きなポルシェ356を嫌いになってしまうかもしれません。買わなければよかった。憧れだけに留めとけばよかった。などと言いたくもありません。このことからオリジナルのポルシェ356とは縁がございませんでした。でも本物のオーラには到底インターメカニカは及びません。もちろん本物を乗っていらっしゃる方へのリスペクトと羨望の眼差しで見とれてしまいます。ヨダレたらたら流れます・・・。

私にとってはインターメカニカが身丈相応だったということです。